携帯のMNPで気になるポイントとして、キャッシュバックや本体価格がありますが、意外と忘れられがちなポイントとしてキャリア移行時の費用があります。
皆さんも2年縛りの解約金は意識されてると思いますが、キャリア変更には他にも注意すべきポイントがあり、上手くしないと現キャリアと新キャリアの利用料がオーバーヘッドして余計な費用がかかってしまいます。
私自身、2年縛りが解けて解約金無しでMNPが可能になったのですが、後日12,000円近い費用請求がありました。
その原因やソフトバンクの計らいを通して、皆さんへ有用な情報提供が出来ればと思います。また、MNPキャッシュバックの記事はよく目にしますが、キャリア変更の体験談は少なかったのも今回記事を書こうと思った理由です。
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キャリア変更のタイミングは?
キャリア変更にあたって、まずは、自分の月料金の締め日を知る必要があります。
ソフトバンクの場合は20日締めですが、ソフトバンク歴が長い方の場合は月末締めになっているようです。締め日はMy Softbank(web)や請求書で確認できます。
私の場合、20日締めだったので4/21~6/20の2ヶ月間が解約金無しでのMNPタイミングとなります。
普通、皆さんは、通話料定額、データ通信定額のプランにされてると思います。
ところが、定額プランには落とし穴があります。それは解約月は日割り計算されないことです。当たり前と言えばそうですが。(一方、移行先キャリアの初月は定額プランでも日割り計算してもらえます)
なので、20日締めキャリア(ソフトバンク)→月末締めキャリア(au)に移行する場合、移行日によって結構費用がかわってきます。
- パターン1 キャリア変更は、現キャリアの締め日直前にする。無難です。
- パターン2 締め日~翌締め日までに、キャリア移行した場合、現キャリア分の定額料金と新キャリアの日割り分でオーバーヘッド(肌色部分)が発生します。
- パターン3 下準備が必要ですが、現キャリアの料金プランを定額から従量プランに変更すれば、日割り(もしくは利用した分だけ)にすることが可能です。
肌色部分がオーバーヘッドした期間になります。
パターン2だと最高で1ヶ月分近いオーバーヘッド(損)になる訳です。
パターン1は一番無難でおススメですが、現キャリアの各種割引が無くなっていると割高になります。
パターン3は、手続きが難しい面もありますが、キャリア移行日が柔軟に選べるのと費用も最低限で済みます。今回、私はパターン3を目指して手続きしました。
定額プランから従量プランへの変更
パターン3の準備として、定額でない料金プランに変更する必要があります。具体的には、
- 通話プランは「ホワイトプラン」
- データプランは「2段階定額」
- テザリング、ソフトバンクWiFIスポットなどオプションを外す
ことです。遅くても締め日2日前には変更する必要があります。
私は、4/18にお客様センターへ電話(My Softbankからは出来ない変更なので)して、
- 通話は「通話定額」→「ホワイトプラン」
- データは「データ定額ミニ2GB」→「2段階定額」
- テザリング、ソフトバンクWiFiスポットの解除(意外と忘れがちなので注意)
をお願いしました。
私からオペレータさんへは、4/21で2年縛りが無くなるので、即MNPする予定であること、通話/データの定額プランでは日割り計算されず、4/22にMNPしても1か月分丸々請求されるので、その費用を少なくするためのプラン変更であることを伝え、趣旨を理解していただきました。(携帯の料金プランや規約は複雑で素人には把握しきれないので、意図を正直に伝えて助けてもらう)
オペレーターさんからは、通話の方はホワイトプランへの変更はできず標準プランへの変更になるとのことでした。
アドバイスに従い、標準プラン、2段階定額のプラン変更を行い、日割りで計算されることを確認したところ、『問題ありません』との回答をいただきました。
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最後の請求書確認したところ?!
予定通り、4/22にMNPでキャリア変更し、5月にソフトバンクの最後の料金を確認したところ、なんと12,000円近い請求になってました。
あれあれ? なぜだろうということで、お客様サービスセンターへ料金内訳を確認したところ内訳は
- 解約金 9,500円
- 通話定額 2,700円
- データ定額 3,500円
- ウェブ使用料0 ,270円
- 月々割 △2,704円
- 乗換割 △0,855円
- お家割 △0,463円
とのことでした。
なぜ、2年縛りが解けた期間なのに解約金がかかるのか確認したところ、しばらく調査した後、『通話プランを通話定額→標準プランにした時点で解約扱いとなったため』との回答でした。
プラン変更は翌月(4/21~)から適用になるはずですし、オペレーターさんからは『締め日翌日(4/21)にMNPするとプラン変更が無かったことになるので注意してください』とアドバイスも受けていたほどだったので、オペレーターさんのアドバイスに従って標準プランに変更した経緯を伝えたところ、確認するので時間が欲しいとのことでした。
そして2時間後に電話があり、ソフトバンク側で4/18のオペレータとのやり取りを確認した結果、『ソフトバンク側のミスリードが確認できましたので返金対応します』とのことになりました。
再度確認したところ、ホワイトプランに変更していれば解約扱いにならなかったそうです。
アドバイス
- 無難なのは現キャリアの締め日直前に移行するのが簡単でトラブルの可能性が少ない(パターン1)
- パターン3をするには、解禁直後のMNPで料金を日割りにするため「ホワイトプラン」「2段階定額」に事前変更(遅くても2日前までに)
- パターン1でも3でも2年経過で有料になるオプションは外しておく。
- 上記2でプラン変更しても、締め日翌日(21日)にMNPするとプラン変更しなったことになるので、MNPは22日以降にする。
- オペレーターさんへは、自分は即MNPする予定で、移行費用を抑えるためのプラン変更であることをあらかじめ伝えて理解していただく。
- プラン変更手続きの最後にきちんと問題無いことを確認する
今回、事なきを得たのは当時のオペレーターさんとの会話がソフトバンク側に残っており、オペレーターのミスリードが速やかに確認出来たことです。
また、私も4/22に携帯変更する考えを伝えたうえでアドバイスに従ってプラン変更し、最後に念押ししていたことがあります。
今回トラブルはあった訳ですが、プラン変更時も今回のオペレーターさん両者とも受け答えがきちんとしており、悪い気分は全く無いです。
ソフトバンクは悪い評判も聞きますが、今回は誠実かつスムーズに対処してもらえたと思います。(説明と顛末確認の電話で30分かかりましたが 汗)
あとは最終月の利用料金をしっかり確認することですね。
この経験が皆さんのお役に立てば幸いです。