ゴルフ6 エンジン警告灯の修理について


私のゴルフ6は、150,000km超を走行してますので、それなりに交換やメンテが必要になってます。

エンジン警告灯が点灯した状態で、ディーラーへ持ち込むと、場合によってはスロットルバルブと周辺の交換で20万円超えの見積もりが出ると思いますので、それがきっかけで、ゴルフから降りる方も結構いると思います。

なので今回は、多走行車では定番のエンジン警告灯の修理について、ローコストな対処方法を書いていきたいと思います。

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エンジン警告灯の点灯パターン

私の場合、エンジン警告灯の点灯パターンには以下の2つがありました。

  • エンジン警告灯(黄色)だけが点灯
  • エンジン警告灯+ABS警告灯+トラクションコントロール警告灯

 

最初は、エンジン警告灯だけが点灯してて、自然に消えて、しばらくしたら又点灯して・・・を繰り返しているうちに段々点灯が多くなり、そのうち、ABSとトラクションコントロールも点灯するようになりました。

ちなみに、エンジン警告灯が点灯していると車検に通りませんのでご注意を。あと、エンジン警告灯(赤色)は重大な故障ですので、即整備工場へ向かってください。

エンジン警告灯(黄色)だけが点灯するパターン

エンジン警告灯(黄色)だけが点灯する場合は、そのまま騙し騙しで走行している方もいると思います。この場合の原因は、カーボン詰まりが多いようです。

昔の車では、カーボン詰まりはあまり無かったと思いますが、最近の車は低燃費のため様々な工夫がされているので、VWに限らず、トヨタ車でも過走行だとカーボン詰まりはよくあると私の車の主治医Hさんは言ってました。

VWは、TSI(小排気量+ターボ+DSG技術の総称)によって低燃費を実現してますが、低燃費にするには低回転数にする必要があり、そのため街中では2000rpmぐらいしか回っていないと思います。ただ、低回転域はカーボンが発生しやすくなるため、長年、街中主体でエンジンをあまり回さない車は、カーボンが少しずつスロットルバルブ周辺に溜まっていき吸気経路の邪魔をすることで、エンジンへの空気流量がアクセル開度に対して少なくなるため、コンピュータが故障と判断してエラーになるというものです。

対処

  1. 高速道路などで高めの回転でしばらく走ってやれば、カーボンが少しは燃焼されて警告灯が消えることがあります。そういえば、ゴルフの納車時にサービス(整備担当)の方がたまにエンジンを回した方が良いですよ、と言っていたのを思い出しました。
  2. ガソリン添加剤を利用する。ゴルフはハイオクなので、それでエンジン浄化も多少されてると思いますが、やはり添加剤の方が効果は高いです。あまり高価なものでなくて良いので一度試してみると良いと思います。ただ、主治医Hさんは、給油の度に入れるのはオススメしないと言ってました(2回給油に1回ぐらい)。あと、高価なものは効果が強すぎてマフラーから白煙が出ることがあるので、その面からも普通ので良いということでした。なので、私の使ったものも定番のものです。修理費用に比べれば安いので、警告灯がついてなくても、予防でたまに添加しても良いと思います。

エンジン+ABS+トラクションコントロール警告灯が点灯するパターン

ここまで行くとスロットルバルブ部にカーボンが多く詰まっている可能性があり、添加剤では対処が困難です。

ABSとトラクションコントロールまで点灯すると、当然、ABSもトラクションコントロールも効かなくなるので、雪の季節では大きな問題です。実は、エンジン警告灯とセットで点灯する場合は、ABSやトラクションコントロールセンサー自体は故障してない場合があります。

というのは、トラクションコントロールは、ABSとアクセル制御で成り立っており、スロットルバルブのエラーが発生 → アクセル制御が正常に出来なくなる → トラクションコントロールの警告灯が点灯するという仕組みです。

ディーラーの場合は、間違いない整備が優先なので、どうしても交換主体になりますが、街でVWや欧州車の整備が得意な町工場があれば、スロットルバルブのカーボン除去で直る可能性が大です。ちなみに私の場合は、1万円ほどで洗浄してもらえました(当然、整備工場によって工賃は異なります。私はサービスしてもらえたのかも知れません)

ポイントは、OBD2* でのエラーの原因が空気流量になっているかで、空気流量の場合は、スロットルバルブを疑ってみる価値は多いにあります。

*OBD2:車の診断状況がモニタできるもの。Amazonでも購入できます。私も持ってますが、おすすめは本体にモニターが付いていて、単体でエラー表示が出るものです(スマホのアプリでエラーコード表示するものは安いのですが、車をイジっていると手が汚れてスマホが傷つきやすいので)

↑ 私が買ったものですが、価格は安いですが、スマホとWiFiで接続必要で使用中は占有されるので不便でした  ^ ^;

Amazonで「OBD」で検索すれば、たくさんの商品があります。

主治医Hさんからは、パイプ周りのヒビも後々問題になるとの指摘がありました。ここのヒビからも空気が流入し、エラーの原因になるとのことでした。

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ついでだったので、一緒に対処してもらいました。このパイプは以前はパイプのみで流通していたらしいですが、今はセンサーとのアッセンブリーしか売ってないらしく、5万円前後になるということでした。なるべく費用を抑えるため、ヒビ割れは埋めてテーピングしてもらうことで対処しました。ここの修理費も1万円でした(ヒビ割れの埋めとテーピングはHさんのノウハウのようです)。テーピングだらけです ^ ^;

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2つ合わせて、2万円かかりましたが、これでエンジン警告灯は消えました。ゴルフ(VW)乗りの方の参考になれば幸いです。

 

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