【検証】VW ゴルフの良さ(1)

欧州車は国産車に比べてイイという声があります(主にオーナーからですが ^ ^;)
私も欧州車には20年以上乗っていますが、たしかに国産車とは違う思想で設計されており、そこがハマるとすごくいい車なのは本当だと思います。

一言で言えば、国産車は顧客がパッと目するところは見栄え良くしてあり、ゴルフの場合はすぐに分からないところに手をかけています(といいつつも最近は見栄え品質も向上しましたが)

なので、ゴルフの場合は実際に所有して、ともに過ごす中で改めて良さを感じることが多いです。
今回は私が所有していうるゴルフ6を例に良さを紹介したいと思います。

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ボディ剛性

真っ先に言われるのがボディ剛性じゃないでしょうか?
私自身ゴルフのボディ剛性が抜きんでて高いと感じることは無いですが、国産車と比べるとやっぱり高いようです。
人を乗せるとまずドアノブのカッチリした感触を褒められることが多いですし、確かに数年たった後のヤレは少ないような気がします。

下図はトヨタがプリウスを発表したときの販促資料のようですが、2015年のプリウスでようやく2003年のゴルフ5のボディ剛性を超えた様で、追いつくのに約12年かかったと言えます。

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(出展 ethicallifehack)

この図をみるとレクサスCT200hやGSは未だにゴルフ5のボディ剛性に達していないことが分かります。

直進安定性

ご存知の通りドイツにはアウトバーンという速度無制限の高速道路があり、高齢の方でも150km/h以上で走行することがあります。
そのため、車自体が安定してまっすぐ走らないといけないし、ちょっとハンドルを切っただけでグィと曲がるようなハンドリング特性では危ないので、ステアリングの中立付近の反応はあえてスローにしていることが多いです。

国産車でも最近のものは怖いと思うような感じは無くなったと思います。
でもやはり高速安定性はゴルフの方が優れていると思います。それは例えば、助手席でドライバーのハンドル操作を見ていると感じます。
国産車で80km/hぐらいで走行していると道路の凸凹にハンドルが微妙に取られてハンドルが常に細かく左右に揺れてます。ドライバーはこの小さな揺れに無意識に補正をかけていて、これば長距離での疲れの一因になっていると思います。

一方、ゴルフではこのようなことはなく、ハンドルに軽く手を添えているだけで真っすぐに進んで行きます(ゴルフ2はもっと凄かったですが)

飲み会の帰りに代行運転で帰ると、代行のドライバーの方から、こんなに走りが良い車だとは知らなかった、と言われることもあります。一言では言えないですが、タイヤの真円性が高い感じがするらしいです。

ゴルフ7では低速時のハンドルアシストを強くして軽い力で済むようにしつつ、速度が上がるとある程度の重さを感じるようにしてあります。

ゴルフ7では特に低速時のハンドルの感触はすごい精度を感じさせます。感覚的には凄く軽いけど単にパワーアシストが強いだけでなく艶やか。例えて言うなら、ガラス板の上に氷を乗せて氷を動かすような雑味のなさがあります。


この車には自動車雑誌の試乗レポートでは書かれない、こんな所までこだわっているのかと思うところは沢山あります。
この記事が好評なら第二弾、第三弾と続けていこうと思います。


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